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仙台市議会、1億円の議会費削減を申し入れ

郡市長(手前左)に申し入れ書を手渡す鈴木議長(手前中央)

 仙台市議会は20日、新型コロナウイルス感染症対策費の財源を捻出するため、本年度の政務活動費(政活費)と視察旅費、議員報酬を計1億1809万円削減することを正式に決定し、郡和子市長に議会費の減額補正を申し入れた。報酬削減は市議会6月定例会に条例改正案を議員提出する。
 主要6会派が代表者会議を開き、1人会派の議員も同席し、議会費の削減を申し合わせた。政活費は7月以降支給分の半額の8662万5000円、視察旅費は1562万5000円の全額をそれぞれ減額する。
 議員報酬は7月〜来年3月の9カ月間、鈴木勇治議長は月額10万円、嶋中貴志副議長は7万円、各議員は1人3万円ずつカットし、1584万円を捻出する。
 会議後、正副議長と各会派の代表者は郡市長と面会し、経済対策や医療体制の充実を求め、一般会計予算の減額補正を申し入れた。
 鈴木議長は「新型コロナ対策費の財源確保に議会も協力すべきだと考えた。経済や医療の分野で強力な対策を講じるため、生かしてもらいたい」と語った。
 最大会派自民党の斎藤範夫会長は「財源確保に苦労していると思うが、議会の意思をくみ、不要不急の事務見直しをお願いしたい」と要請。民主フォーラム仙台の村上一彦代表は「感染拡大の第2波が必ず来る。医療体制の充実や学生支援などさまざまな事業の財源にしてほしい」と述べた。
 郡市長は「大きな決断と重く受け止め、心から敬意を表し、感謝申し上げる。有効に活用したい」と語った。自身の給与カットに関しては申し入れ後の取材に「適切に判断していく」と語り、可能性を示唆した。
 


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2020年05月21日木曜日


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