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違法ごみ焼き飛び火、住宅全焼も 4月以降、消防出動9件 宮城・大崎

ごみ焼きが原因で住宅が全焼した火災現場=4月11日、大崎市古川

 宮城県大崎地域で4月以降、住民が自宅の敷地などでごみを焼き、周囲に飛び火する火災騒ぎが多発している。消防車の出動も相次ぎ、古川署や大崎消防本部(大崎市)は「廃棄物を焼却施設以外で燃やすのは原則として違法」と注意を呼び掛けている。

 消防本部によると、4月1日〜今月15日、家庭ごみや枯れ草などを住宅の敷地や野外で焼いて飛び火し、消防車が出動したケースが9件あった。前年同期の3件に比べて急増した。
 大崎市古川では4月11日、60代男性が自宅敷地内でごみを焼き、火が強風にあおられて住宅が全焼した。同市古川で16日、住宅の一部と杉林約560平方メートルを焼いた火事も、別の60代男性が前日に焼いたごみの燃え殻を自宅裏に捨て、燃え移ったのが原因とみられる。
 古川署の竹沢寿雄生活安全課長は「ごみ置き場まで運ぶのが面倒だといった軽い気持ちから焼くケースが目立つ」と説明する。
 廃棄物処理法は災害時や「どんと祭」のような例外を除き、廃棄物の野外焼却を禁じ、違反すると5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金が科される。栗原市で2017年5月、建物24棟と山林2.8ヘクタールが焼失した火災では、休耕田でたき火をした50代男性が重過失失火と森林法違反の罪で有罪判決を受けた。竹沢課長は「環境への影響と危険性の大きさから罰則が重い。初夏にかけて風が強く空気が乾燥しやすいので安易に焼却しないでほしい」と注意を促す。
 大崎以外でも仙台市消防局管内で4月1日〜今月15日、枯れ草などを焼いて周囲に燃え広がり、消防車が4件(前年同期0件)出動した。


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2020年05月21日木曜日


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