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フードバンク仙台発足 22日から受け付け 個人には配達

寄付金と食料の提供を呼び掛ける小椋代表

 家庭や企業などから飲食料品を募り、生活困窮世帯や支援団体に無償提供するボランティア団体「フードバンク仙台」(仙台市)が発足し、22日から支援の申請の受け付けを始める。新型コロナウイルス感染拡大で、生活困窮世帯が増えており、食品を届ける際に困り事を聞き、相談機関などにつなぐ役割も果たす。
 フードバンク仙台は障害福祉や東日本大震災の被災者支援、子ども食堂などに関わる県内の約30人が今月7日に設立。3月末までNPO法人ふうどばんく東北AGAIN(富谷市)の職員だった小椋亘さん(37)=泉区=が代表に就いた。
 青葉区八幡3丁目に事務局を設置。市内在住の個人か、県内で子ども食堂の運営や炊き出しなどを行う団体を対象に支援する。個人にはスタッフが食品を直接配達し、団体は事務局まで引き取りに来てもらう。
 食品の寄付は事務局への持参か、宅配便で受け付ける。今後は市内の店舗や企業への食品回収用フードボックスの設置を進める。
 フードバンク事業は、寄付された食品をそのまま困窮者に提供するため、収益を生み出しにくく、経営難に陥る団体が少なくない。フードバンク仙台は活動に賛同した個人から無償で一軒家を借り受け、事務局を構えることができたため、経費を抑えられたという。
 市内に拠点を置くフードバンクは現在なく、市民に身近な存在になることで、食品の寄付や支援の拡大につながると期待される。小椋代表は「感染症との闘いでみんなが大変な思いの中、フードバンク事業を通じ支え合いのネットワークをつくりたい」と話した。
 食品の配達は25日に始める。活動資金と食品の寄付も募集する。支援の申請はブログ内の専用フォームかメールで受け付け、月、木、金曜は午前9時〜午後5時半に電話でも対応する。
 連絡先は事務局070(8366)3362。メールアドレスはfoodbanksendai@gmail.com


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2020年05月22日金曜日


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