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東北企業4月の売上高前年割れ74.9% 緊急事態宣言で悪化

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、4月の売上高が前年同月を下回った東北の企業が74.9%に達したことが21日、東京商工リサーチ東北支社の調査で分かった。3月の売上高について聞いた前回調査(3月下旬〜4月上旬)から7.7ポイント悪化。5割未満の企業も約1割あり、東北支社は「緊急事態宣言に伴い、外出自粛が厳しくなった結果だ」と説明する。
 企業活動に「既に影響が出ている」と答えたのは68.3%で、前回の54.7%から増加。「今後影響が出る可能性がある」との合計は97.8%(前回97.7%)と高止まりしている。
 売上高が前年割れとの回答は、2月57.5%、3月67.2%、4月74.9%と徐々に悪化。3カ月とも前年割れしたと答えた企業も22.7%に達した。
 4月の売上高が前年の5割未満となった企業は、全体の10.8%。業種別で見ると、宿泊業の87.5%、飲食店の72.7%で売り上げが半減する打撃を受けている。規模別では、大企業(資本金1億円以上)の7.7%、中小企業の11.1%と大差なかった。
 セーフティーネット貸し付けなど政府の支援策を利用した企業は8.6%。ただ「今後利用する可能性がある」との回答は48.4%あり、東北支社は「早めに手続きが進まなければ、月々の資金繰りにも響いてくる」と指摘する。
 新型コロナの感染拡大を防ぐため、在宅勤務などを実施した企業は27.2%(前回8.0%)で大幅に増えたが、全国平均の55.9%を大きく下回った。
 東北支社の担当者は「企業の規模を問わず厳しい状況にある。緊急事態宣言の解除後も後遺症は続くだろう」と話した。
 調査は4月23日〜5月12日、インターネットを通じて全国で実施。東北は1607社が回答した。


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2020年05月22日金曜日


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