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宮城県教委、高校の部活動再開へ指針 7月上旬から大会への参加可能に

宮城県庁

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、臨時休校している宮城県立学校の6月1日再開に向け、県教委は27日までに、部活動の指針となる活動の目安を大筋で取りまとめた。6月を準備期間に位置付け、7月上旬から各種大会への参加を認める。28日に全校に通知する。
 県教委によると、休校中に十分な運動ができなかった事情を考慮して6月中旬ごろまで校内練習に限る。それ以降は他校との練習試合を認め、7月上旬から大会参加もできるようにする。
 部活動時は密集回避や器具の消毒、検温など、新型コロナの感染防止に留意する。宿泊を伴う遠征は「当面の間、慎重にならざるを得ない」(県教委幹部)としている。
 柔道など接触が多い競技の活動に関しては、各競技団体が全国規模で高校を含めた練習再開の指針を示しており、通知では触れないという。

◎代替大会の検討本格化 「実施に向け最善尽くす」

 宮城県教委による県立学校の部活動再開の指針がまとまったのを受け、中止となった県高校総体の代替大会開催検討が競技ごとに本格化する。
 陸上専門部の佐藤方信(まさのぶ)委員長(52)=仙台一高=は「陸上は8月中旬の夏休みを軸に規模や日程を詰めている。本来の形に近いものを準備したい」と話す。6月中旬までに方向性を決める方針だが、大会という目標を失い、部活動を続けるかどうか悩む生徒に配慮し「できる限り早く決めて伝えたい」と言う。
 8月開催は部活動の再開時期が学校によって違うことや、テストの日程などを考慮した。会場は例年通り利府町の宮城スタジアムで調整を進める。専門部内には「準備しても3年生がどれだけ競技を続けるのか」「また中止になったときの子どもたちの気持ちを考えると…」との声もあるという。新型コロナウイルスの感染防止策に加え、短い夏休みや暑さ、受験勉強への切り替えなどの事情もあり、開催のハードルは決して低くない。
 佐藤委員長は代替大会の意義について何度も自問自答した。「部活を続けるのも、受験にシフトするのも生徒次第で、どの考えも尊重する。大会中止でやりきれなさを残す生徒に対し、個人としては実施に向けて最善を尽くす姿勢を示したい」と力を込める。


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2020年05月28日木曜日


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