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仙台市長、給与10%カット 議会に押し切られ決断?

 郡和子仙台市長は28日、新型コロナウイルス感染症対応の財源捻出のため、今年7月〜来年3月の9カ月間、自身の給料月額を10%減額すると発表した。給与カットには当初、慎重な姿勢を示したが「減額は避けられない」と一転した。先んじて報酬減額を決めた市議会からは「押し切られた印象だ」と率先しないリーダーへの不満が漏れた。
 市長のほか、副市長2人が7%、企業管理者と教育長が5%、常勤の監査委員らが3%、それぞれ同期間減額し、総額460万円を捻出する。
 郡市長は定例記者会見で「これから先の市税収入も大変厳しい状況になるだろうし、いろいろ対策を打っていくための財源も必要になる」と理由を説明した。
 4月22日の記者会見では給与カットの意思を問われ「経済を回すために何がいいのか、熟考しなければならない」と明言を避け、慎重な姿勢を崩さなかった。
 だが、市議会が今月20日に報酬カットを含め、1億円を超える議会費削減を市長に提案すると「議員が踏み込んでくれたことは大きい。私としても適切に判断したい」と態度を変えた。
 ベテラン議員は「村井嘉浩知事がどう出るかも見ていたのだろう。市議や知事が先にカットを決断し、やらざるを得なくなったというだけではないのか」といぶかる。
 郡市長は28日の記者会見で「どこかの誰かに押し切られたことは全くない」と臆測を打ち消し「もしそうなら、もっと減額する選択肢もあった。(給与カットを)先んじて話す首長もいるが、発表がこの段階になっただけだ」と語った。


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2020年05月29日金曜日


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