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震災で519人犠牲「あの日を忘れない」 石巻の住民ら慰霊碑建立

慰霊碑に献花し、手を合わせる出席者

 東日本大震災の津波で大きな被害を受けた宮城県石巻市渡波地区に慰霊碑が完成し30日、現地で式典があった。住民ら約30人が出席し、震災犠牲者の冥福を祈った。
 区長、民生委員ら地元4団体でつくる建立準備委員会が、海岸に近い石巻市松原町の浜松公園に整備した。慰霊碑は高さ1.6メートル、幅1.9メートルで「あの日を忘れない」との文字が刻んである。高さ約4メートルの慰霊塔も建てた。共に黒御影石製。建立費は約850万円で、住民や企業などからの寄付を充てた。
 式典は新型コロナウイルス感染を防ぐため出席人数を減らし、席の間隔を空けて開いた。準備委の安倍清義(あんべせいぎ)委員長はあいさつで「震災の記憶を次世代に伝えることが亡くなった方々への何よりの供養になる」と述べた。
 渡波地区は震災前の2011年2月末時点で約6300世帯が暮らし、半数近くの約2900世帯が被災した。死者・行方不明者は519人に上った。


2020年05月31日日曜日


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