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集団移転跡地にオリーブやブルーベリー 岩沼で観光農園整備進む

防災集団移転跡地にオリーブの苗を植えた参加者=4月29日

 宮城県岩沼市寺島の農園経営大村昇さん(67)が東日本大震災で津波被害を受けた市沿岸部の防災集団移転跡地に、観光農園を整備する計画を進めている。「仙台空港に近い地の利を生かし、外国人客を呼び込みたい」と意気込む。

 整備予定地は岩沼市蒲崎地区の防災集団移転跡地2.7ヘクタール。現地で4月29日に植樹祭があり、大村さんやボランティアら約20人が1ヘクタールの土地にオリーブの苗200本を植えた。6次産業化を見据え、オリーブ油の生産や加工品販売などを目指す。
 観光客が果実の摘み取り体験を楽しめるよう40アールの土地にブルーベリー600本とブラックベリー、ラズベリー各50本も植えた。ヒツジの飼育やカフェの運営も構想している。
 岩沼市納屋地区にあった自宅が津波で全壊した大村さん。2018年7月に「玉浦農園」を設立し、準備を進めてきた。「防災集団移転跡地を活用し、次世代につながる農業をしたい。新たな特産品を作り、にぎわいを取り戻したい」と意欲を燃やす。


2020年06月01日月曜日


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