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宮城で抗体検査始まる 8市町の3050人承諾

看護師から採血される調査協力者(左)=1日午前9時20分ごろ、名取市内

 厚生労働省は1日、新型コロナウイルス感染後にできる抗体を保有する人の割合を把握する1万人規模の調査を宮城県と東京都で始めた。症状が出なかった人や回復した人も含めた感染の広がりを推定するのが狙い。宮城では8市町から無作為で抽出した約3000人分を7日までに集める予定。
 県内では初日、名取市と大崎市で実施。名取の会場には、協力に応じた約360人が採血に訪れた。検温をした上で、検査の趣旨を説明する映像を見てもらった後、県結核予防会の看護師が10ミリリットル採血した。
 同市のアルバイト相沢貞さん(69)は「検査に興味があった。抗体の有無は気にならない。世の中の役に立つのであれば協力したいと思った」と話した。
 結果は早ければ月内にも本人に知らせる。県全体の結果公表は、厚労省と協議した上で決める方針。
 県は仙台、石巻、気仙沼、名取、登米、栗原、大崎、柴田の7市1町に住む20歳以上の6600人に郵送で協力を依頼。3050人から承諾を得た。
 抗体検査は大阪府でも3日に開始する。厚労省は100万人規模の都市がある200万人以上の都道府県のうち、新型コロナの感染者が多い東京、大阪と感染者が少ない宮城を調査地に選んだ。
 製薬会社などが開発した3種類の方法を使い、一定量以上の抗体を持っているかどうかを基準に陽性か陰性かを判断する。次に流行した場合に感染する可能性がある人数の推計や、ワクチン接種が必要な人数の試算に役立つと期待される。


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2020年06月02日火曜日


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