宮城のニュース

待ちに待った晴れ姿 宮城県内小中で入学式

名前を呼ばれ、手を挙げる新入児童=宮城県岩沼市の岩沼小(写真の一部を加工しています)
出席者を絞り、席の間隔を空けて行われた入学式=大崎市の松山中
担任の話に耳を傾ける新入児童=仙台市太白区の向山小

 宮城県内ほとんどの公立学校が再開した1日、仙台市など7市町村の小中学校では入学式があった。新型コロナウイルス感染症の影響で延期され、約2カ月遅れて晴れ舞台が整った。新入生の表情は希望と喜びに満ちあふれたが、感染防止のため例年と違う様子の会場には緊張感も漂った。
 岩沼市の岩沼小(児童550人)は窓を開放した体育館で式典を行い、約70人の新1年生を迎え入れた。マスク姿の児童は1人ずつ名前を呼ばれると、元気よく手を挙げて返事をした。
 新入生や保護者の座席は間隔を約1メートルずつ空けた。「3密」を避けるため、来賓は招待せず、保護者の出席も1人に制限し、受け付けでは検温も実施した。
 遠藤凪(なぎ)さん(6)は「国語の勉強を頑張りたい」と抱負を語った。母の恵美さん(42)は「入学式は無理だと思っていたので安心した」と胸をなで下ろした。
 新入生54人が出席した仙台市太白区の向山小(児童293人)の入学式は、例年40分かかる内容を20分に短縮した。三浦敏光校長も手短にあいさつし「うがいや手洗いを忘れず、元気に学校生活を過ごしてください」と児童に呼び掛けた。
 奈良愛美さん(6)は待ちに待った入学式を迎えて「ずっと『コロナがどこかに飛んでいけばいいのに』と思っていた。ようやく、みんなと一緒に学校へ行ける」と喜びを爆発させた。
 大崎市の松山中(生徒132人)は例年、吹奏楽部の生徒の演奏で新入生を出迎える。今年は「3密」回避のため在校生が出席せず、43人の新入生はCDの音楽に合わせて入場した。
 鈴木翔太さん(12)は新入生を代表し「学校生活で苦しいことがあっても諦めず夢に向かって努力する」と誓いの言葉を述べた。
 宍戸賢一校長は「人間は困難を乗り越えられるようにできていると言われる。この状況を前向きに受け止め、中学生の一歩を力強く踏み出そう」と激励した。


関連ページ: 宮城 社会 新型コロナ

2020年06月02日火曜日


先頭に戻る