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家庭用エアコン51校に配備へ 仙台市立小、真夏の授業に間に合わず

 仙台市教委は2日、市立小学校119校へのエアコン設置工事が、51校(42.9%)で7月中旬までに完了しないと発表した。夏休みを短縮し、7月21日以降に計10日間の授業日を設定する予定で、51校は教室に家庭用ルームエアコンを1台ずつ配備するとした。
 市教委によると、当初は73校が7月下旬以降にずれ込むとみられたが、業者に工事の前倒しを依頼し、22校で7月中旬までに完了する見通しとなった。
 残る51校のうち、校舎を大規模改修中の桜丘小、栗生小(青葉区)、向陽台小(泉区)は設置に時間がかかるが、48校は9月下旬までに完了するという。
 7月中旬までに設置できない51校の計800室には、家庭用エアコンを1台ずつ配備し、電気容量を補うため仮設発電機を設置する。
 費用は工事費が2億6400万円、発電機リース代が5100万円の計3億1500万円。いずれも教育関連の予算を財源に充てる。
 ただ、配備する家庭用エアコンは14〜16畳向け。一般的な小学校の教室は38畳前後の広さがあり、1台のみの配備に疑問の声も上がる。校舎の構造などの制約で家庭用も設置できない学校には、移動式の冷風機や扇風機などを用意する。
 郡和子市長は2日の定例記者会見で「家庭用エアコンなので、教室全体を冷やすには十分でないかもしれない。扇風機を併用したり、あらかじめ教室を冷やしておいたりする」と説明。「ルームエアコンは(今夏の)使用を終えたら特別教室や市有施設で有効活用したい」と理解を求めた。
 中学校64校と中等教育学校1校、特別支援学校1校は6月末までにエアコン設置が完了する見通し。


2020年06月03日水曜日


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