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丸森の手仕事後押し 地元デザイン会社がオンライン店開店

ヤマブドウのつるで編んだバッグ
ネキワが開設したオンラインショップ

 宮城県丸森町の高齢者たちが手作りしたつる細工などを広く使ってもらおうと、同町のデザイン会社「ネキワ」がオンラインショップを開設した。昨年10月の台風19号で高齢者の製作グループは解散したが、技術の継承を図るため、4月に再び発足。同社が販路を開拓し、再出発を後押しする。

 ネキワは4月に設立された新会社。「手しごとのある暮らしmaru」と題したブランドを創設し、地元の山林で採取したヤマブドウやアケビのつるで編んだバッグ、わらの鍋敷きなどを販売する。
 つる細工やわら細工作りに取り組むグループ数十人が拠点とした町高齢者生産活動センター「丸森手しごと館」は、台風19号で浸水した。活動が困難になりグループは一時解散したが、集会所を新たな拠点として活動を再開。町の仲介でネキワが販売やPRを担当することになり、現代風のデザインも提案している。
 町出身の同社代表藤原明日美さん(28)は、グループの品をかねて愛用していたという。「一つ一つが手作り。質は間違いなく高い」と強調する。
 ヤマブドウはつるが丈夫で、使うほどつやが出るという。バッグは3万〜7万円台。素材の調達や編む作業の手間、都市部でのニーズなどを踏まえ、価格を設定した。
 藤原さんは「買い手の声が作り手に伝わるようにしたい。製作活動への誇りを深めてほしい」と語る。
 オンラインショップはプレオープンの形で開設しており、本格的なオープン時には商品や価格を変更することもある。


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2020年06月04日木曜日


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