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高校部活そろわぬ足並み 1日解禁も一部で再開できず…生徒に不満

1日から活動再開した利府高サッカー部。県内の公立校の大半は始動したが、一部で遅れている

 宮城県内の公立校で部活動再開の足並みがそろっていない。大半は既に始動したが、一部は今月中旬以降を予定する。再開時期のずれは新型コロナウイルスの感染拡大で中止になった県高校総体の代替大会にも影響する。部活ができない生徒は「他の学校と差ができる」と不満を漏らす。

 県教委や仙台市教委は1日からの部活再開を認める通知を出しており、時期は各校が判断する。県立校の多くは4日までに部活を再開したが、公立の中高一貫校である古川黎明、仙台二華、仙台青陵中教校の3校と、仙台高専広瀬は今月中旬以降を予定している。
 古川黎明は「1週間かけて学校生活に慣れてもらうため8日再開とした」と説明。15日再開の仙台二華は「仙台駅を利用する生徒が感染リスクがあるラッシュ時を避けられるよう部活はせず、2週間様子を見ることにした。生徒の気持ちは分かるが安全優先」と理解を求めた。仙台高専広瀬は22日から登校が始まる。
 県教委は大会参加時期の目安を部活再開の1カ月後としている。全校を対象に県高総総体の代替大会を開くためには、一番遅く再開する学校への配慮が必要になる。
 代替大会の検討に関わる教諭は「7月なら大会に出られるが、8月は受験勉強に切り替える3年生もいる。本音では7月にやりたかったが、『うちは出られないかも』との声も聞こえたので諦めた」と振り返る。
 仙台青陵中教校は定期テスト終了後の25日再開とした。田中充校長は代替大会の動きを把握していなかったとした上で「部活のためにテストをしないわけにはいかない。仕方ない」との見解を示した。
 仙台一のように同時期に定期テストがあっても部活を早々に再開した学校はある。仙台青陵中教校に通う男子生徒は「部活より勉強で、再開が遅くてもいいと判断したんだろう。大会で実績がある人は早く始めたいと思っている。部活にも力を入れる学校になってほしい」と語った。


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2020年06月05日金曜日


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