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「全35市町村に温泉施設」 山形県、2年半ぶり復活

疲れを癒やそうと入浴客が訪れる温泉
オープンした「どんぐりの湯」

 山形県内35市町村で唯一、温泉入浴施設が姿を消していた新庄市に「天然温泉どんぐりの湯」がオープンした。温泉空白地の解消は2年半ぶり。仙台市の医療法人「北成会」が運営するサービス付き高齢者向け住宅「緑風苑(えん)」に併設した日帰り温泉で、一般客の利用を受け入れている。
 どんぐりの湯は、同市本合海地区の小高い丘の上にある。温泉は男女別に内湯のみ。高張性弱アルカリ性温泉で慢性的な筋肉痛や関節痛、皮膚病などに効能があるという。
 市によると、施設周辺はかつて「新庄温泉」や「油山温泉」の呼び名で親しまれ、2008年ごろは3カ所の旅館が営業していたが、12年には全て閉館。市内では17年12月に山屋地区の温泉施設が閉館したため、県内全35市町村に温泉が湧く「温泉王国」の中で唯一の空白地になった。
 どんぐりの湯を利用した真室川町の住職田中裕道さん(57)は「以前はこの辺りの温泉をよく訪れたので懐かしい。また来られてうれしい」と話した。
 同施設のオープンは4月中の予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で5月30日にずれ込んだ。当面は消毒や検温を徹底し、客が多い場合は入場制限などの対策も講じる。緑風苑の土田則昭所長は「地域の人にも入浴してもらい、交流施設としても利用してもらえれば」と話す。
 営業時間は平日が午前9時、土日祝日は午前8時からで、いずれも午後9時まで。大人(中学生以上)450円、子ども200円。連絡先は0233(25)8300。


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2020年06月08日月曜日


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