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個人や企業から自治体へ寄付続々 仙台市など感謝

仙台市に寄付金50万円を贈呈する高野さん(左)

 新型コロナウイルス感染症対策に役立ててもらおうと、県内の自治体に個人や企業から寄付金が相次いでいる。感染防止や経済再生に多額の費用を要し、各自治体とも財源捻出には四苦八苦しており、善意に感謝する。ふるさと納税の使い道に新型コロナ対策を追加し、積極的に寄付を呼び掛ける自治体もある。
 仙台市には新型コロナ対策費の財源にとして、5月末までに計717万円の寄付があった。5月27日には、造園業を営む高坂園建設工業(青葉区)の取締役高野栄二さん(78)が市役所を訪れ「少しだが、役に立ててほしい」と福田洋之財政局長に50万円を手渡した。
 市は90億円の財源捻出を目標に予算の組み替えを進めるが、医療提供体制の強化や地域経済の立て直しなどに、十分な予算を生み出せているとは言い難い。
 市財政企画課の担当者は激励を込めた市民の厚意に「厳しい財政状況で大変ありがたい。市民の安全確保や感染拡大の第2波、第3波の備えに使わせていただく」と感謝する。
 仙台以外の各市にも寄付は相次ぐ。5月末時点の総額は石巻300万円、岩沼150万円、栗原510万円、登米310万円など。「市が地元食材を購入し、給食に使ってほしい」「中小企業を応援してもらいたい」として市内外の企業や団体が寄付金を贈った。
 各自治体は善意の受け入れ態勢を整える。仙台市はふるさと納税「仙台ふるさと応援寄付」のメニューに5月から新型コロナ対策を追加した。塩釜、登米両市は寄付金を受け付ける専用の銀行口座を開設した。
 塩釜市の担当者は「複数の個人から寄付の申し出を頂戴している。いずれ何らかの形で感謝の気持ちを表そうと思う」と語った。


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2020年06月09日火曜日


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