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クリケット女子、3年連続日本代表の鹿野 野球経験を存分に生かす

3年連続でクリケット女子日本代表に選ばれた鹿野

 今年のクリケット女子日本代表に、仙台大大学院の鹿野あかり(22)=154センチ、50キロ=が選ばれた。2018年に競技を始めてから3年連続の選出で「日本代表に貢献できる選手を目指したい」と張り切っている。

 新型コロナウイルス感染拡大のため、代表活動は休止中。現在は川崎町の自宅を拠点に、筋力トレーニングや打撃練習に励む。
 同町支倉小2年で野球を始め、女子硬式の強豪、開志学園高(新潟市)まで続けた。野球に燃え尽きた時に出合ったのがクリケット。野球の原型と言われる球技だけに、プレー経験は貴重だ。
 男子では元プロ野球ロッテ監督の故山本功児さんを父に持つ山本武白志(むさし)(元DeNA)が代表に選ばれるなど、野球経験者が代表を支えている。鹿野は「バウンドの変化やボールの伸びを予測するのは野球に通じる部分がある」と分析する一方で「大根切りのようなクリケットの打撃は野球とは別物」と話す。
 クリケットは英国発祥で、オーストラリアやインド、アフリカ南部など旧英国領を中心としてサッカーに並ぶ人気がある。今冬、ニュージーランドに留学した際は現地のレベルの高さに刺激を受けた。将来、海外への挑戦を視野に入れており「もっと競技を浸透させて、自分自身も成長したい」と意欲的だ。
 新型コロナが収束すれば、来年にワールドカップ予選、22年に本大会を控える。「満足に練習ができない今だからこそ、試合動画を分析したり、読書で思考力を養ったりしたい」。自粛ムードの今、好きな言葉である情熱と想像力をじっくりと蓄えている。


2020年06月03日水曜日


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