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「森は海の恋人」コロナに負けず30人で植樹 一関・室根ひこばえの森

畠山さん(左)が文を記した標柱を打ち込む三浦さん

 気仙沼湾に注ぐ大川の上流に豊かな森をつくる「森は海の恋人植樹祭」が7日、岩手県一関市室根町の矢越山ひこばえの森であった。1989年に始まり32回目。例年は全国から約1500人が参加するが、新型コロナウイルス感染防止のため関係者30人で実施した。
 気仙沼市のNPO法人「森は海の恋人」と室根町第12区自治会の共催で、アズサ、クヌギなどの苗木10本を植えた。NPO法人理事長の畠山重篤さん(77)はアズサを植えた。脇に添えた標柱には、神学者ルターのものとされる言葉を借り「たとえ明日、地球が滅びようとも私は梓(あずさ)の木を植える」と記した。
 畠山さんは「コロナ禍という困難があっても、やるべきことはやろうと。樹木の寿命のように、100年単位で考え植樹も続けようと思った」と述べた。自治会会長の三浦幹夫さん(74)は「来年へと心をつなぎたい」と話した。
 来春から放送予定のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」のスタッフも視察に訪れた。気仙沼市も舞台となる。ドラマ部チーフディレクターの一木正恵さん(50)は「森から川を通じ海へとつながる水のネットワークは、現代では失われたものの一つ。ドラマの中でも感じてもらえるようにしたい」と語った。


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2020年06月09日火曜日


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