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「わさお」ありがとう ブサカワ犬、天国へ

2010年11月に節子さんと海辺を散歩するわさお(わさお公式ツイッターより)
映画「わさお」の一場面。薬師丸ひろ子さんとわさお((c)2011「わさお」製作委員会)

 不細工だけどかわいい「ブサカワ犬」として人気だった青森県鰺ケ沢町の秋田犬「わさお」が8日に死んだことが分かった。人間の年齢では90代前半とされる推定13歳。支援団体「わさおプロジェクト」が9日、明らかにした。

 足腰が弱って今年4月からほぼ寝たきりの状態だった。今月7日に体調が急速に悪化した。死因は多臓器不全。わさおプロジェクトは、しのぶ会の開催を検討している。
 捨て犬だったわさおは2007年秋、鰺ケ沢町で保護された。飼い主の菊谷節子さんが営むいか焼き店の看板犬としてテレビ番組などでたびたび紹介され、全国的に有名になった。今年3月に亡くなった志村けんさんをはじめ、多くのタレントと共演した。
 町の特別観光大使やJR鰺ケ沢駅の観光駅長などを務め、地域の知名度向上に貢献した。半生を紹介する映画は韓国や台湾でも上映され、わさお目当てに海外から訪れる観光客も多かった。
 節子さんが17年に73歳で亡くなった後、世話を続けていた長男の忠光さん(55)は「わさおと家族でいられたことを誇りに思う。ゆっくり休んでほしい」と語った。
 町政策推進課の吉田聖主幹(43)は「鰺ケ沢のシンボルだった。イベントの写真撮影ではカメラを意識するなど、スターとしての心得があった」と惜しんだ。


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2020年06月10日水曜日


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