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仙台の小中学校に学習支援員 元教員や学生ら募集、理解追い付かない子サポートへ

仙台市役所

 仙台市教委は10日、小規模校を除く市立小中学校174校に算数、数学の指導を補助する「学習支援員」を1人ずつ配置すると発表した。新型コロナウイルス感染症の影響で新学期の始まりが約2カ月遅れ、授業のスピードアップが見込まれるため、理解が追い付かない児童生徒をサポートする。元教員や学生を対象に今月下旬に募集を始め、選考を経て7月中旬から順次配置する。
 市教委によると、支援員は児童生徒が100人以下の学校を除く小学校110校、中学校64校に置く。任期は来年3月上旬まで。
 週1、2回登校し、担任や数学教諭の授業中に教室内を回り、問題を解けず苦労する児童生徒に寄り添って指導するほか、放課後は希望者に授業で分からなかった部分を解説するなどして理解を助ける。
 教員免許を持つ元教諭や元講師、教員志望の大学生を支援員に採用する。対象学年は小学2年〜中学3年で、どの学年に配置するかは学校の判断に委ねる。小学1年は地域のボランティアが学習支援に携わる制度があり、対象外とした。
 市教委は2018年度以降、前年度の市独自の標準学力検査で算数の成績が振るわなかった小学校20校に、学習支援員を1人ずつ配置している。20年度の20校は増員となり、2人の支援員が手厚くサポートする。
 算数や数学は一度つまずくと、次の学習単元にまで影響しやすい教科とされる。臨時休校が約3カ月に及び、再開が大幅に遅れた分を取り戻すため、算数や数学の1週間の授業時数が増えることが想定され、苦手な児童生徒の理解が追い付かなくなる恐れがある。
 市教委学びの連携推進室の田辺泰宏室長は「算数、数学は学習の積み上げが重要な教科。分からない部分があると、次のステップを踏めなくなる。支援員の配置で、授業に付いていけなくなる子どもを出さない態勢を整えたい」と話した。


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2020年06月11日木曜日


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