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「施設にニコルさんの名前残して」 功績に感謝、野蒜地区住民が東松島市に要望書

C・W・ニコルさん
渥美市長(左)に要望書を手渡す菅原会長ら

 今年4月に79歳で死去した作家で環境保全活動家として知られるC・W・ニコルさんの功績を後世に伝えようと、宮城県東松島市野蒜地区の住民有志が10日、市内の施設などにニコルさんの名前を冠するよう求める要望書を市に提出した。
 ニコルさんは東日本大震災後、野蒜地区などで自然保護や環境教育活動に努めた。地区住民でつくる「野蒜まちづくり協議会」の菅原節郎会長(69)らが市役所を訪れ、渥美巌市長に要望書を手渡した。
 要望書は、ニコルさんが防災集団移転団地で2017年1月に完成した宮野森小の新校舎建設に関わったことや、北側の里山を「復興の森」として整備したことなどに触れ、功績への感謝を込めて名前を将来にわたり残すよう求めている。
 ニコルさんが森の再生活動に取り組んだ長野県内の里山から野蒜地区に木を移植することも提案した。
 菅原会長は「ニコルさんの名が野蒜に残ることは地域の願いだ」と語り、渥美市長は「要望の趣旨に沿って検討したい」と話した。
 市は復興の森や、津波被害からの再生事業を進める洲崎(すざき)湿地などを候補に名称を検討し、今秋をめどに対応を決める方針。


2020年06月11日木曜日


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