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センバツ流れた東北の3校、8月に甲子園で交流試合

交流試合の開催について、須江監督(手前)から報告を受ける仙台育英ナイン=10日午後4時ごろ、多賀城市
円陣を組み、甲子園への思いを新たにする磐城の部員たち=10日午後6時50分ごろ、いわき市
鈴木主将(右)から交流試合出場を伝えられ、笑顔の鶴岡東ナイン=10日午後5時ごろ、鶴岡市

 諦めかけた球児の夢が、形を変えてかなった。日本高野連は10日、中止となった今春の選抜高校野球大会に選出されていた32校が8月、甲子園球場で交流試合を行うことを発表。憧れの土を踏む東北3校のナインは全力でのプレーを誓った。

◎プレーで元気づける/仙台育英

 仙台育英は宮城県多賀城市のグラウンドで、須江航監督が練習中の部員約70人に報告。「多くの大人たちが、素晴らしい野球の完結になるよう力を貸してくれている。それに応えなければならない」と呼び掛けると、笑顔の輪が広がった。
 田中祥都(しょうと)主将(3年)は「『また今日から頑張ろう』と思えた。一人でも多くの方が元気になれるプレーを見せる」と意気込んだ。

◎感謝の気持ちで戦う/磐城

 21世紀枠で選ばれていた磐城(福島)は、福島県いわき市のグラウンドで練習中に開催が伝えられた。渡辺純監督が「最高だな」と語り、部員は喜びをかみしめた。岩間涼星主将(3年)は「感謝の気持ちを忘れず、甲子園で高校野球をやり切れるよう取り組もう」と仲間に呼び掛けた。
 8日に部活を再開させたばかり。ベンチの白板には「春の意地 譲らない夏」と決意の言葉が残る。主戦の沖政宗投手(3年)は「甲子園は小さい頃からの夢。(出場校で)一番弱いチームかもしれないが、勝ちにこだわり、強豪と戦いたい」と意気込んだ。

◎一日一日大事に練習/鶴岡東

 鶴岡東(山形)は、佐藤俊監督から山形県鶴岡市内のグラウンドで伝えられ、部員約100人から歓声が上がった。鈴木喬(きょう)主将(3年)は「うれしい気持ちでいっぱい。野球ができることに感謝し、一日一日を大事にして練習していきたい」と力強く語った。
 佐藤監督は「3年生は選抜出場が決まった時点で時計が止まってしまっていた。しっかり仕上げ、いい戦いを見せたい」と話した。


2020年06月11日木曜日


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