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宮城でも代替大会 高校野球、来月11日から

富沢監督(手前)の話を真剣な表情で聞く東北の選手たち=11日午後4時ごろ、仙台市泉区

 宮城県高野連は11日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止となった夏の宮城大会に代わる独自大会を、7月11日から開催することを正式に発表した。

 トーナメント方式で、会期は8月1日までの13日間。感染防止のため1日最大4会場で午前と午後にそれぞれ1試合ずつ行う。7月20日までは授業に影響しないよう原則土日開催とし、雨天時は順延となる。
 控え選手も試合に出られるよう、試合ごとにベンチ入りメンバーを変更できる。本来1人の記録員は、3年生に限って3人までベンチに入れる。無観客開催だが、控え部員や学校関係者、最上級生の保護者などは手続きを経て入場できる。
 組み合わせ抽選は26日、名取市文化会館で行い、各校の顧問がくじを引く。昨年の秋季県大会の8強をシード校に充てる。
 宮城県高野連の丹野高雄会長は「選手たちが全力のプレーを披露し、元気や勇気を送れるような大会が開催されることを楽しみにしている」と話した。

◎「集大成」の舞台整う 連合チームなど調整に苦労も

 球児の夏が戻ってくる。県高野連は11日、中止となった夏の宮城大会の代替大会を7月11日〜8月1日に開催すると発表した。多くの3年生にとってこれが最後の大会。甲子園につながらなくても、3年間の集大成をぶつける舞台が整った。(22面に関連記事)
 昨夏準優勝の東北の選手は午後4時すぎ、富沢清徳監督(53)から開催決定の知らせを受けた。「尻すぼみに終わらずに済んだ。3年間やってきたものを形にしてほしい」という監督の言葉に、選手たちは顔をほころばせた。佐藤琉河(りゅうが)主将(3年)は「この仲間ともう二度とできないと思っていたのでうれしい。全員で優勝して終わりたい」と意気込んだ。
 大会までは1カ月。短い時間でチームを仕上げる必要がある。実習が多い実業系の学校や、部員が足りずに複数の学校で連合を組むチームは調整に苦労しそうだ。昨秋の県大会準優勝で、第2シードとなる仙台商の選手は今月末に簿記検定試験を控えている。下原俊介監督(49)は「勉強も大事だし、野球も大事」と悩ましい胸中を明かす。
 宮城水産は現在部員が6人。本吉響と連合チームを組むが、いずれの学校も7月上旬に定期テストがあり、合同で練習できる日が限られる。阿部克彦監督(55)は「それでも練習時間が少ないなんて言ってられない。体がなまっていても、心さえしっかりしていれば大丈夫」と選手を鼓舞した。


2020年06月12日金曜日


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