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学生に「直接」魅力PR 仙台で合同説明会

中小企業の経営者らが学生に自社の魅力をPRした合同説明会=仙台市青葉区のアエル

 採用活動を進める宮城県内の中小企業と就職活動中の学生向けの合同企業説明会が12日、仙台市青葉区のアエルであった。新型コロナウイルスの感染拡大で活動が大きく制約されている企業と学生にとって、互いの動向を知る貴重な機会。業況悪化の中でも将来を見据え、新卒採用を模索する企業もみられた。
 県中小企業家同友会が主催し、全員のマスク着用や検温など感染対策を徹底。製造や建設などの26社がブースを設け、担当者が業務内容や勤務の様子を説明した。学生63人はメモを取りながら熱心に聞き入った。
 金属製の手すりなどを製造するイエムラ(名取市)は「オーダーメードの製品が自分より長生きする」とものづくりの魅力をPR。周謙事業開発部課長は「会社の魅力を学生に直接伝えられた。ウェブと合わせて採用活動を進めたい」との考えを示した。
 国井印刷(岩沼市)は新型コロナの影響を受け、広告物などの売り上げ減少に見舞われる中で参加した。国井隆平社長は「採用を控えることも考えたが、地域に根差す会社として人材に先行投資したい」と力を込めた。
 大学や就職情報サイト大手が主催する合同説明会は中止が続き、学生もウェブ中心の就職活動を強いられている。東北工大4年の今野美鈴さん(21)は「説明会が全てなくなり情報を集められずにいた。いろいろな業種の会社の雰囲気が分かった」と声を弾ませた。
 県内の大学4年板垣明莉(あかり)さん(21)は「県外就職を希望していたが移動が制限され、地元に目を向けた。対面で話せて有意義だった」と感想を話した。
 仙台市の専門学校からは留学生11人が参加した。男性教員は「例年50人ほど連れてきている。今年は席数が制限されたので絞ったが、機会をいただけて主催者に感謝したい」と語った。
 バングラデシュ出身の男子学生は「直接多くの会社を知れるチャンスをもらえて安心した。これから頑張りたい」と意気込んだ。


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2020年06月13日土曜日


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