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死者17人不明者6人 岩手・宮城内陸地震12年 観光産業にコロナの陰

国内最大級の地滑り地帯「荒砥沢崩落地」。市の許可があれば見学できるようになり、防災教育に活用されている=栗原市栗駒

 死者17人、行方不明者6人を出した岩手・宮城内陸地震は、14日で発生から12年を迎えた。新型コロナウイルス感染症に伴う外出自粛などで、被災地の観光産業は軒並み売り上げの落ち込みに苦しむ。内陸地震、東日本大震災に続く3度目の試練に直面している。
 内陸地震は2008年6月14日午前8時43分、岩手県内陸南部を震源に発生した。マグニチュード7.2、奥州、栗原両市で最大震度6強を観測した。死者は宮城県14人、岩手県2人、福島県1人。行方不明者は宮城県4人、秋田県2人となっている。
 栗原市では「栗駒山麓ジオパーク」が昨年12月、日本ジオパーク委員会の再認定を取得。今年は同市栗駒の栗駒山麓ジオパークビジターセンターなどを活用した防災教育、観光事業に力を入れる計画だった。
 新型コロナによる国の緊急事態宣言が5月に解除され、温泉宿泊施設などは営業を再開したが、感染予防や第2波を警戒しながらの手探りの状況が続く。
 栗駒耕英地区では14日、「駒の湯温泉」の慰霊碑に住民らが集まり、犠牲者の冥福を祈る。市は、地震発生時刻に防災行政無線でサイレンを鳴らし、市民に黙とうを呼び掛ける。


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2020年06月14日日曜日


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