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地上イージス計画停止、防衛相「コストと配備時期」配慮

秋田市中心部(上)に隣接する陸上自衛隊新屋演習場=2019年2月

 河野太郎防衛相は15日、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画のプロセスを停止すると述べた。防衛省で記者団に「コストと配備時期に鑑みた」と述べた。安倍晋三首相に12日に報告したと明らかにした。

 防衛省は地上イージスについて、日本全域をカバーするためには、東日本で秋田県、西日本で山口県にそれぞれ1基配備する必要があるとしていた。ただ、現行案の陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)への配備は、地元の反対を踏まえ断念していた。配備は2025年度以降を予定していた。

 イージス・アショアは、イージス艦と同様のレーダーやミサイル発射装置で構成する地上配備型の弾道ミサイル迎撃システム。陸地にあるためイージス艦と比べ常時警戒が容易で、長期の洋上勤務が必要ないため部隊の負担軽減につながるとされる。政府は17年、2基の導入を閣議決定した。配備候補地として新屋演習場や陸自むつみ演習場(山口県萩市、阿武町)を選定した。地元では、レーダーの電磁波による健康被害などに強い懸念が出ていた。


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2020年06月15日月曜日


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