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「仙台七夕を周辺商店街で」 市議有志が代替案呼び掛けへ

アーケード街を彩る七夕飾りを楽しみながら歩く家族連れ=2019年8月6日、仙台市青葉区一番町

 仙台市議会の議員有志11人は15日、「仙台地域商店街の伝統七夕を実現する市議会議員の会」を発足させた。議員連盟は今後、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった仙台七夕まつり(8月6〜8日)の代わりとして、市中心部以外の商店街を七夕飾りで彩るよう働き掛け、仙台七夕の伝統をつなぐ。

 議連は、市郊外に点在する商店街であれば感染リスクは比較的小さいとみて、吹き流しなどを例年通り飾るよう要請する。家庭にも軒先に七夕飾りを取り付けるなどの協力を求める。
 政府の緊急事態宣言が出され、外出自粛を余儀なくされた期間に市民が作った折り鶴を七夕飾りに生かすほか、市が緊急経済対策で経費を助成し、各商店街が発行するプレミアム付き商品券と連動した企画を展開することなども検討する。
 市役所であった初会合で、呼び掛け人の佐藤正昭議員(自民党)は「地域の商店街から何とか開催できないかと声が上がる。われわれが懸け橋となり、伝統の灯を消さずに後世へつないでいきたい」と語った。
 七夕まつりを主催する協賛会の事務局を担う仙台商工会議所の高山秀樹事務局長も同席。「協賛会もまつりの代替案を鋭意検討している。地域の気持ちを高めるため、議員に後押ししてもらいたい」と期待した。
 高山事務局長によると、協賛会は市中心部を含む約50の商店街で例年より規模を小さくし、店内や軒先に七夕飾りを取り付けられないかを検討している。小学生が七夕の歴史を学ぶ事業や、ウェブを活用した国内外への発信も考えているという。
 仙台七夕まつりの中止は戦後に現在の形となった1946年以降で初めて。昨年は25の商店街が参加し、約3000本の七夕飾りが市内を彩り、約224万9000人が足を運んだ。


2020年06月16日火曜日


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