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密にならない避難確認 塩釜市が総合防災訓練 市民の参加は見送り

昇降口の外に設けた受け付けで検温と手指消毒を受ける町内会長ら

 宮城県塩釜市は14日、総合防災訓練を本庁舎や指定避難所20カ所で実施した。市職員ら約500人が参集し、新型コロナウイルスの感染症対策を踏まえた避難所開設などに取り組んだ。感染拡大を防ぐため市民の参加を見送った。
 午前9時に三陸沖を震源とする地震が起き、震度6強を観測。大津波警報が発令され、沿岸部に甚大な被害が発生する−との想定で実施した。
 指定避難所の市塩釜三小では、市職員が飛沫(ひまつ)感染防止用の透明フィルムを張った受け付けを昇降口の外に設置。避難者に検温や体調を聞き取り、発熱などの症状がある人とそれ以外の人とを分けて別々の部屋に案内するまでの手順を確認した。
 収容人数が最も多い体育館には、密集を避けるために4人用パーテーション22基を配置。1メートルの間隔を空けて区画割りをしたブルーシートも敷いて、感染症に対応した収容人数を確かめた。
 同小の避難所設営状況を視察に訪れた佐藤光樹市長や町内会長らに、担当職員の泉俊輔班長は「距離を取って避難させると、体育館は従来定員の6割しか収容できない。学校と協議し、教室を使えるようにすることが必要だ」と報告した。
 佐藤市長は「市民を密集させない避難所の在り方が課題になる。今回の訓練を検証し、足りない資機材を整備できるようにしていく」と語った。


2020年06月16日火曜日


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