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藻場5年前から半減 29年までに回復目指す 宮城県磯焼け対策会議

 宮城県の磯焼け対策会議が16日、同県石巻市の県水産技術総合センターであった。海藻が消える「磯焼け」が進み、県内の沿岸では海藻が育つ「藻場」の範囲が5年前に比べ半減している現状が報告されたほか、9年後までに回復を図るための対策が示された。
 有識者や漁業者ら約50人が出席し、意見交換した。県の委託を受けた環境調査会社(東京)は、人工衛星の画像解析などから、県内の藻場の面積が2015年に比べ19年は54%に減少していると報告した。
 県は特に対策が必要な9海域の計867.7ヘクタールの藻場面積を、29年までに2倍超の1770.8ヘクタールに増やす目標を提示。(1)高さのあるブロックを投入してウニの食害を防ぎ藻場を形成する(2)海藻の幼胚を海にまいて藻場を増やす(3)ウニを除去する−などの対策が海域ごとに示された。
 参加者からは「ブロックを入れて終わりではなく、長期的な維持管理が必要だ」などの意見があった。
 県は来月中に、対策をまとめた「藻場ビジョン」の策定を目指す。水産業基盤整備課の担当者は「策定後も地域の声を聞き、柔軟に計画に反映しながら磯焼け対策を進めたい」と話した。


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2020年06月17日水曜日


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