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台風19号被災の阿武急、月内に仮復旧 宮城側1日42本まで増便へ

 宮城、福島両県を結ぶ第三セクター鉄道の阿武隈急行(伊達市)は17日、昨年10月の台風19号で被災した富野(伊達市)−丸森(宮城県丸森町)間が6月中に仮復旧し、丸森−槻木(同柴田町)間の1日の運行本数を被災前の9割となる上下計42本に回復させる方針を正式に表明した。
 角田市役所で開催した株主総会で報告した。県境をまたぐ不通区間の解消で列車を梁川車両基地(伊達市)に移送でき、宮城県側の増便が可能となる。丸森−槻木間は17.4キロで、見合わせていた昼や夜遅い時間帯の運行を再開する。
 現在は通勤、帰宅時間帯に限定し、仙台直通も含め1日上下計21本。被災前は46本だった。車両の点検はJR東日本の仙台車両センター(仙台市宮城野区)で実施している。17日に就任した菅原久吉社長は「日中の運行を再開できるのは、沿線住民にとって喜ばしいことと思う」と話した。
 仮復旧する富野−丸森間の15.4キロは山間部の斜面工事などが続くため、当面は回送列車のみ徐行運転し、10月の本復旧と営業運転の全線再開を目指す。菅原社長は「安全を確保し、なるべく早期に開通させたい」との考えを示した。


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2020年06月18日木曜日


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