宮城のニュース

<せんだい進行形>中元商戦「密」避け安心 百貨店、ネット販売強化

カウンターでは飛沫防止のアクリル板を挟んで接客する=仙台市青葉区の藤崎本館
密集を防ぐため、例年より通路を広くした展示スペース=仙台市青葉区の仙台三越

 仙台市内の百貨店で中元商戦が本格化した。新型コロナウイルス禍に見舞われた今年は、ギフトセンターの感染防止策を講じた上で、インターネットでの受け付けを強化して店舗での密集を減らす。企業間の贈答は各社の業績悪化で減るとみられ、自宅用の需要に対応した商品をそろえる。(報道部・古賀佑美)

 藤崎は12日、青葉区の本館7階にセンターを設けた。産学連携で開発した宮城県産パプリカのドレッシング、塩こうじ牛タンを目玉に約1900点を扱う。
 今年はセンター開設の1週間前にネット受け付けを始める異例の対応を取り、対象の200品を5%安くした。センターも新型コロナ対策を徹底し、承りカウンターには飛沫(ひまつ)を防ぐアクリル板を設置。展示場での試食を取りやめる代わりに、持ち帰り用のサンプルを置いた。
 初日に訪れた若林区の主婦相沢幸子さん(72)は「短時間で済ませるため、申込書を記入してから来た。遠くに行けない分、県外の親戚には仙台の名産品を食べて喜んでもらいたい」と話した。
 仙台三越は17日、青葉区の本館7階に約2100点を展開するギフトセンターを開設した。会場を例年の2倍に広げたほか、受け付けカウンターの待ち時間を表示し、会場で待つ人数を減らす。
 山形市の百貨店「大沼」の営業停止を受け、山形県産の商品も用意した。新型コロナの影響で中止した北海道物産展で出品予定だった産地直送グルメも加えた。
 恒例の従業員による決起朝礼には出品する生産者が駆け付けた。今年はデリシャスファーム(大崎市)の今野さおり常務がテレビ会議システムを通じて、常温で発送できる新商品のトマトシャーベットの特徴を説明した。
 17日のセンター開設に合わせ、仙台三越は午前10時から午後7時半の通常営業に戻した。山室隆社長は「19日の県境越え移動の解除も見越し、人が密集するのを防ぐ狙いもある。検温やマスク着用への協力を継続し、安心して買い物できる環境を整える」と話した。


2020年06月19日金曜日


先頭に戻る