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幻の五輪代表千田さん、気仙沼高で講演「部活経験財産になる」

スクリーン越しに千田さんの話を聴く高校生

 日本がボイコットしたモスクワ五輪(1980年)フェンシング代表の千田健一さん(63)=気仙沼体育協会事務局長、県フェンシング協会副会長=が15日、母校の気仙沼高で講演し、新型コロナウイルスの影響で部活動の大会が中止になった3年生を励ました。
 県高校総体の中止を受け、千田さんは県高校体育連盟のホームページにメッセージを寄せており、学校はOBで指導者としても同校フェンシング部を全国制覇に導いた千田さんに講演を依頼した。
 千田さんは放送室から4教室計236人の3年生に語り掛けた。五輪ボイコットを「理不尽そのもの」と回想。「フェンシングで負けない心を培ったから乗り越えられた」と強調し、「部活は勝った負けたが全てではない。経験は決して無駄ではなく、財産になるはずだ」と訴えた。
 千田さんの言葉に涙する生徒の姿もあった。生徒会長で吹奏楽部の斎藤里圭(のりか)さん(18)は「活動の成果が残らずショックが大きかったが、過程が大事だという言葉に救われた」と話した。


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2020年06月19日金曜日


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