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バス座席の利用制限いつまで? 仙台市交通局、宮城交通 感染防止対策続ける

乗務員の後ろの席にロープを張った上、ビニールのシートで感染予防に取り組む仙台市バス

 新型コロナウイルス感染防止のため、仙台市でバスの座席の利用制限が続いている。市内では18日に感染者が51日ぶりに確認されたが、新たな感染者がいない日が1カ月以上続き、乗客がずいぶん戻ってきている。座席利用が元に戻る見通しは示されていない。いつになったら座れるの?
 利用制限は宮城交通バスが4月下旬、市バスが5月2日に始めた。宮城交通バスは左右の最前列席、市バスは運転席後ろの席にロープを張っている。
 利用制限は乗客と乗務員の間隔を空けるよう求めた国土交通省などの通知に基づく。「狭い車内で距離を保つため、できる限りの取り組み」(仙台市交通局)という状況だ。
 市内で4月28日以来の感染者が判明し、宮城県と市が改めて注意を促すなど、感染の第2波への懸念は常にあるが、前年比で乗客数が一時3割まで落ち込んだ市バスは平日で7割まで回復している。
 混雑時、市バスは乗務員に利用を申し出れば座ることができるという。担当者は「乗務員がロープを外して対応する」と話す。一方で「要望やトラブルはない」として、乗客には一切案内していない。
 仙台市泉区の事務員女性(56)は「空いてる時も混雑時も一律の対応というのは納得がいかない。高齢者が座れずにいるのはどうなのか」と指摘。「混んでいて運転席の横に立つぐらいなら、座った方が密にならない」と訴える。
 宮城交通は「混雑時に座らせてほしいという声があるのは事実。新たな飛沫(ひまつ)感染の防止対策が準備できた車両から順次解除する」と対応を急ぐ。
 市交通局は「感染を心配する人もおり、他都市などの状況を参考に決める。今すぐの解除はないが、混雑時の利用には対応する」と協力を呼び掛ける。


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2020年06月19日金曜日


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