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東北景気悪化続く 基調判断は据え置き 日銀・6月

 日銀仙台支店は18日、東北の景気について「新型コロナウイルス感染症の影響などから悪化している」とする6月の金融経済概況をまとめた。4カ月ぶりに基調判断を据え置いたが、「悪化」の表現は3カ月連続。岡本宜樹支店長は「厳しい状況だが、感染拡大の抑止とともに一方的な悪化は食い止められた」と分析した。
 個人消費は「悪化している」と判断を据え置き。業態別でもスーパーやドラッグストアは「増加」、コンビニエンスストアは「減少」、百貨店は「大幅に減少」といずれも据え置いた。
 巣ごもり需要やテレワークの拡大により、家電販売は「減少」から「下げ止まっている」に上方修正した。岡本支店長は「外出自粛要請の解除から時間がたち、消費は最悪期を抜けつつある」と説明した。
 生産も判断を据え置き「弱い動き」とした。自動車関連の受注減から生産用機械等は「総じて増加しているが、一部に弱い動き」、電子部品・デバイスは「弱い動き」、輸送機械は「減少」で、いずれも判断は変わらなかった。
 雇用・所得は「一部に弱めの動き」から「弱めの動き」に下方修正。採用を控える動きがあったほか、求職者数も減った。
 住宅投資は「高水準ながらも一段と減少」から「減少」に判断を引き下げた。持ち家の着工に新型コロナの影響が見られ始めた。
 公共投資は「高水準ながらも減少」、設備投資は「横ばい」で、いずれも判断を据え置いた。
 岡本支店長は「世界経済を巡る先行きの不透明感は著しく高い」と強調。倒産に関して「急激な拡大が抑えられているのは、地域金融機関の資金繰り支援が大きな役割を果たしており、評価できる」と話した。


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2020年06月19日金曜日


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