宮城のニュース

複合公共施設の建設地、再び旭ヶ丘に 仙台市が台原森林公園案を撤回

地下鉄旭ケ丘駅前の市有地。再び複合公共施設の建設地となった=仙台市青葉区

 仙台市は19日、青葉区旭ケ丘地区に計画する複合公共施設の建設地を住民の要望を踏まえ、台原森林公園内から市地下鉄旭ケ丘駅南側の市有地に変更すると表明した。市議会6月定例会一般質問の答弁で、佐藤伸治市民局長が説明した。建設地はそもそも市有地だったが、土壌汚染が発覚して変更した経緯があり、元の場所に戻る形となった。
 複合公共施設は駅に隣接するバスターミナル内の旭ケ丘市民センターを移転新築し、青葉障害者福祉センター(仮称)を併設する。
 市は2004年、市有地への整備計画を発表したが、08年に用地内でヒ素などの汚染物質や廃棄物が見つかった。土壌改良費は膨大とみられ、10年に施設規模の縮小方針を決定。東日本大震災による5年間の中断を経て、17年に駅西側の森林公園内に建設地を変更し、20年度着工を目指した。
 市によると、変更した整備計画には地区住民らが当初から「公園が狭くなる」「景観が良くない」などと異論を唱え、市有地での建設を求めていたという。
 市は整備計画を改めて見直し、市民センターは移転新築ではなく、既存施設の利用を継続しつつ、複合公共施設も併用する方針に転換した。複合公共施設の規模を抑えて土壌改良の範囲を狭くすれば、市有地に建設できる見通しが立った。
 今後、地区住民と複合公共施設の機能など詳細を協議し、本年度中に基本計画を策定する。佐藤局長は答弁で「くい打ちの工法などを工夫すれば費用を相当程度、圧縮できる見込みとなった。土壌汚染対策も含め地域住民に丁寧に説明し、意見も聞く」と強調した。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2020年06月20日土曜日


先頭に戻る