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角田市、市街地の冠水防止対策へ 遮水壁設置し排水機能を強化

 昨年10月の台風19号で被災した宮城県角田市が、市街地の冠水防止対策に乗りだす。河川の水が流入した市道沿い2カ所に遮水壁を設置し、住宅の浸水被害が広がった地区の排水機能も強化する。市議会6月定例会に提案した一般会計補正予算案に関連経費を計上した。
 遮水壁は2021年度をめどに整備する。高さは0.5〜1.5メートルほどになる見込み。
 台風19号では小田川から農地にあふれた水が市道を越え、市中心部や住宅街に達した。本年度は遮水壁設置前の仮対策として、市道約270メートルにわたり高さ1メートルの土のうを設ける。別の区間はかさ上げを進め、道路の冠水を防ぐ。近くの住宅街に水が流入した尾袋川近くにも遮水壁を設ける。
 遮水壁の設置やかさ上げを行う区間の測量設計は本年度に開始。小田川近くの695メートル、尾袋川沿いの710メートルが対象となる。
 浸水による家屋の全半壊が約240件あった裏町地区では、排水ポンプ施設の能力を高める。都市計画法などに基づく手続きを経て24年度にも整備に着手する。
 台風19号への対応を検証するため、国、県の機関や地区住民の代表、学識経験者らでつくる防災会議を7月にも開く。改善点などをまとめ、来年度の地域防災計画の改定に反映させる。


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2020年06月22日月曜日


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