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二戸・天台寺で360年ぶりの修復終える

修復工事が完了した天台寺

 国の重要文化財に指定されている岩手県二戸市浄法寺町の天台寺で21日、2013年に始まった大規模修復工事が完了し、落慶法要が開かれた。保存会や檀家(だんか)約40人が参加し、6年半ぶりに公開された本堂の完成を祝った。
 法要では天台寺の住職4人が本堂で経を納め、関係者が焼香した。菅野澄順住職(77)は「国や県の補助に加え、全国約5000人から寄付をいただいて修理を完了できた。皆さまが観音様になったようだ」と喜んだ。
 修復工事は1658年の本堂再建以来約360年ぶり。今年3月に完了したが、新型コロナウイルスの影響で落慶法要が延期されていた。
 本堂の解体中、屋根から再建当時の板ぶきの一部と見られる木片が発見された。このため屋根の修理を当初予定していた銅板ぶきから板ぶきに変更し、往時の姿を再現した。
 菅野住職は「再建時の重厚感がよみがえった。ぜひ来ていただいてじっくり見てもらいたい」と話す。


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2020年06月22日月曜日


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