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宮城県立高へのエアコン配備 知事「県費使用難しい」

 新型コロナウイルスの影響で、夏休みを短縮して授業に取り組む県立高のエアコン設置率の低さを巡り、村井嘉浩知事は22日の定例記者会見で「今回は多少夏休みが短くなるが、来年は元に戻る。今の財政状況で県費を使うのは難しい」と述べ、普通教室へのエアコン増設に否定的な考えを示した。
 文部科学省の2019年9月時点の調査では、県内公立高の普通教室のエアコン設置率は3.6%。全国平均は83.5%で、北海道(0%)、青森(1.7%)に続き3番目に低い。
 県教委の試算では、全ての普通教室への整備費は約56億円に上る。村井知事は「設置したら終わりではない。メンテナンスして、10年もたてば交換しなければならなくなる」と、財政負担の大きさを指摘した。県に頼らず、PTAや同窓会などが独自に費用を捻出して設置する動きについては「恐縮に感じる。大変感謝している」と語った。
 今夏、マスク着用で授業を受ける生徒の熱中症対策については「扇風機や冷水器を多めに設置するといった対応を考えたい」と説明。26日に追加提出する20年度一般会計補正予算案に購入費を盛り込む意向を示した。


2020年06月23日火曜日


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