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「エアコン家庭用なら2台を」 仙台市議、一般質問で増設求める

 仙台市が業務用エアコン未設置の市立小学校51校に家庭用を1教室1台ずつ配備する方針を巡り、22日の市議会6月定例会一般質問で、ベテラン議員が強い口調で増設を要求した。「子どもの安全・安心、健康以上に大切なものがあるか」と方針を厳しく批判し、郡和子市長に翻意を迫った。
 エアコン問題を追及したのは議長経験者の佐藤正昭氏(自民党)。「38畳ある教室に17畳用のエアコン1台で到底、足りるはずがない。最低2台は必要だ。1台で足りるという根拠を示してほしい」とただした。
 「万が一、児童が熱中症になったらどう責任を取るつもりか」とも指摘。郡市長が2017年の市長選で「市民とともに『いのち』を守る」を公約したことに触れ「児童の命の問題だ。危険にさらすのは、おやめいただきたい」と断じた。
 郡市長は答弁で「家庭用であってもエアコンを配備しようとしているのは、子どもの健康と命を守りたい一心」と強調した上で「家庭用の学校を1校でも減らせるように最善を尽くす。できることを一つ一つ積み重ねる」と理解を求めた。
 市は木造校舎の根白石小(泉区)は建物の強度が足りず、業務用、家庭用とも設置が困難とも明かした。
 佐々木洋教育長は1台配備の根拠に関し「5月以降、暑さ対策を検討する中で配備すると決めたが、電気の容量など技術的課題と時間的な制約があった」と釈明した。佐藤氏は「3、4月に何もしていなかったのか。初期対応が遅れたからこうなった。猛省してもらいたい」とくぎを刺した。


2020年06月23日火曜日


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