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宮城・美里にレタス生産拠点 国内最大級、太陽光で自動水耕栽培

プラントの完成イメージ図
立地協定締結式で説明する針生社長。左は相沢町長

 農業生産法人舞台ファーム(仙台市)は、宮城県美里町に同社独自の太陽光型自動水耕栽培システムによるレタス生産プラントを建設する。1日3万株生産できる国内最大級の施設で、年間売上高12億3000万円を目指す。2021年3月に完成し、同年6月に本格出荷を始める予定。
 プラントは太陽光と発光ダイオード(LED)を組み合わせ、生育環境などを機械で管理するほか、種まきから栽培まで自動で行う。水管理にたけたオランダ型の温室ハウスの技術をベースに、ベルギーなどの生産方法を複合的に導入した。水中の菌を管理する技術は、同社独自開発という。
 計画では、同町中埣(なかぞね)地区の9地権者から借りた7万5550平方メートルの敷地に床面積5万平方メートルのプラントを建設する。総工費は約34億円。
 栽培面積は4万4600平方メートル。同社の販路を生かし、主に業務用として外食産業やスーパーなどに出荷。今後、地元生産者と連携して産地化を図り、新たな施設建設も視野に入れる。
 同社の針生信夫社長は「季節を問わず出荷することで、新たな付加価値を付けられ、ビジネスも広がる。自動化で農業生産者の高齢化や担い手不足の問題にも対応できる」と話す。
 同社は16年から、町と集落営農法人化の推進や農業法人経営者支援で連携してきた。19日に町役場で立地協定締結式があり、相沢清一町長は「全国的に例のない画期的な施設。町で生き生きと農業ができるようになってほしい」と期待を口にした。


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2020年06月24日水曜日


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