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販売電力量、自動車や宿泊業で4割減 東北電・5月

 東北電力がまとめた5月の販売電力量で、大口顧客のうち自動車関連や宿泊業といった業種は前年同月比4割程度減少したことが分かった。産業用、業務用ともに例年の5月と比べて落ち込みが大きく、新型コロナウイルス感染拡大に伴う稼働停止や休業が影響したとみられる。
 東北電によると、他の業種では鉄工が3割程度、レジャー施設やパチンコ店といった娯楽関連も3割程度、それぞれ減少した。いずれの業種も5月の販売電力量は過去5年間、前年比1割程度の増減で推移しており、今年の減少割合が際立っている。
 今年5月は政府の緊急事態宣言や自治体による休業要請を受け、工場の稼働停止、観光・商業施設の休業などが相次いだ。販売電力量は他社との競争による契約切り替えや気温にも左右されるが、東北電は「今年は業種によって3、4割程度減少しており、新型コロナの影響が大きい」と推測する。
 電力需要の面でも一定の影響が出ている。送配電事業を担う東北電力ネットワーク(仙台市)によると、東北6県と新潟県の5月の需要は56億3100万キロワット時で、前年同月比6.7%減となった。
 近年の5月の需要は、17年が前年比0.5%増、18年が同1.5%増、19年が同1.2%減。今年は例年にない変動を示した。


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2020年06月25日木曜日


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