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秋田県議会、地上イージス反対請願を採択 自民が一転、全会一致

 秋田県議会は24日、6月議会の本会議を急きょ開き、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)への配備に反対する請願21件を全会一致で採択した。6回連続で継続審査となっていたが、河野太郎防衛相の配備計画停止表明を受け、最大会派の自民党が一転して採択に回った。
 同日午前の議会運営委員会で「午後に予定されている政府の国家安全保障会議(NSC)の前に議会としての意思を示すべきだ」との意見があり、本会議を午後2時から開いた。請願のほか全7会派が共同提出した配備計画の白紙撤回を求める意見書案も可決した。
 自民党は「防衛省が実施している再調査の結果を待つべきだ」などとして、6回連続で請願の継続審査を主張してきた。採択を訴えてきた野党からは自民党の姿勢に批判の声も上がる。
 次の世代につなぐ会の沼谷純代表は「防衛省の調査ミスが発覚した時点で議会として配備に反対するべきだった。遅すぎる」と指摘する。社民党の加藤麻里代表は「態度をはっきりさせず、県民の反対の声を受け止めてこなかったことは非常に残念だ」と語った。
 自民党の鶴田有司会長は「(迎撃ミサイルの技術的問題で)県民の安心安全という前提が確保されない以上、配備計画は撤回するべきだ」と採択に転じた理由を説明。「防衛政策に責任のある政権政党として、ただ単に配備反対とは言えなかった」と理解を求めた。


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2020年06月25日木曜日


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