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伝統の白河だるま後世に 地元の老舗が観光施設「だるまランド」整備へ

だるまランド内の物販・カフェ・体験エリアのイメージ図

 白河市の老舗「白河だるま総本舗」は、だるまがテーマの観光施設「だるまランド」を来年4月にもオープンさせる。14代目の渡辺高章さん(27)は「だるまファンを増やし、白河の観光や交流の新たな拠点となる施設を目指したい」と意気込む。
 施設は同店が江戸中期の創業以来、作業場に使ってきた同市横町の蔵や住居を改築し、整備する。敷地面積約2200平方メートル。2018年末から改築工事を進めている。
 「見て、学んで、楽しんで」をテーマに、展示エリア、物販・カフェ・体験エリア、だるま神社、作業所の4エリアで構成。白河だるまの歴史などを紹介するほか、さまざまなだるまとの写真撮影や仮想現実(VR)を使った工場見学、絵付け体験などを楽しむことができる。
 壁に投影した映像で「だるまさんが転んだ」を体験するコーナーや、2メートルのだるま型の巨大ガチャなども設ける。地元産品とだるまを掛け合わせた新たな土産品の開発にも取り組む。
 同店は観光客や外国人旅行者向けの商品を多く扱っており、新型コロナウイルス感染拡大の影響で売り上げが約8割減ったという。
 渡辺さんは「コロナの影響で先が読めないが、伝統の白河だるまを後世に伝えるとともに、地域の人が誇れるような施設になればいい」と話す。
 7月20日まで、整備資金の一部をクラウドファンディング(CF)で募集中。500万円を目標にCFサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で協力を呼び掛けている。3000〜30万円の寄付金額に応じて施設内への名前の掲載、名入れだるまといった返礼品を贈る。


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2020年06月25日木曜日


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