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「ワインと食でにぎわいを」 南三陸ワイナリー着工、9月オープン

ワイナリーのイメージ模型。醸造棟(上)やショップ(右下)を設ける

 宮城県南三陸町の南三陸ワイナリーが町内に開設するワイナリーの建設工事が、始まった。建物は東日本大震災後、地元の水産加工会社が使っていたプレハブの仮設工場を改修する。オープンは9月の予定で、町の新たな観光拠点として期待される。
 同町で初めてのワイナリーは、志津川漁港近くの海辺に立つ。ワインの醸造棟、販売や軽食を提供するショップを設け、壁やサッシの一部に特産の南三陸杉を使う。屋外には海を一望できるテラス棟を造り、仮設工場の鉄骨を建材として再利用する。
 24日に現地で工事の安全祈願祭があり、佐々木道彦社長(47)が「ワインと南三陸の豊かな食を通じて、町のにぎわい創出につなげたい」とあいさつ。佐藤仁町長は「ワイナリーは町の回遊性を高め、観光の大きな柱になる」と期待を寄せた。
 南三陸ワイナリーは2019年に設立され、仙台秋保醸造所(仙台市)で委託醸造したワインを販売してきた。今年は自社醸造で約1万5000本の出荷を見込み、将来は年間3〜4万本を目指す。南三陸町の山間部でワイン用のブドウ栽培も手掛けている。


2020年06月26日金曜日


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