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「テークアウト健康食」でリフレッシュを 岩手・一関の工房が「清庵弁当」提供

ミズのからしあえ(左奥)、桑ご飯(左手前)など野草たっぷりの「清庵弁当」

 岩手県一関市大東町の「京津畑やまあい工房」が、野草食を推奨して飢饉(ききん)から地域を救った江戸時代中期の一関藩医建部清庵(たけべせいあん)にちなんだ「清庵弁当」を提供している。地元で採れた初夏の野草を詰め込んだテークアウト用健康食としてPRする。
 10種類の野草を使った9品目が入る。がんや老化予防に効くとされるミズはシャキシャキした食感と甘味が引き立つからしあえに仕上げた。疲労回復効果が期待されるウドは爽やかな青みを生かし、新芽の天ぷらとつくだ煮にした。
 関節痛を抑えるというイタドリにフキ、菊花、ウドを交ぜた酢の物、糖尿病を防ぐとされる桑の葉をまぶしたご飯もある。デザートにはほどよく甘い田舎風ぼたもちを添えた。
 建部清庵は「一関に過ぎたるもの二つあり、時の太鼓と建部清庵」とたたえられた名医。飢饉の際の助けとなる救荒書「民間備荒録」「備荒草木図」を著して食べられる植物の栽培を提唱した。
 その功績を広めようと、工房が3年前から弁当を提供。旬に応じて品目を年間数回入れ替えており、7月中旬からは夏仕様になる。
 新型コロナウイルス対策の移動自粛要請が全面解除されたのを受け、事務局の伊東幸子さん(54)は「ステイホームで春の山菜シーズンを楽しめなかった人も多いはず。大東で山の空気を吸い、野草を食べてリフレッシュしてほしい」と話す。
 弁当は1000円(税別)、要予約。営業は午前8時〜正午。連絡先は京津畑やまあい工房0191(74)4888。


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2020年06月26日金曜日


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