宮城のニュース

「文横」飲食街、CFで守る 目標は1000万円

約150メートルの通りに多様な店舗が肩を寄せ合う文化横丁
CFの内容を検討する文化横丁の店主たち=23日、仙台市青葉区

 新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込む仙台市青葉区の飲み屋街「文化横丁」の店主たちが7月1日、インターネットで経営資金を募るクラウドファンディング(CF)を始める。8月30日までに計1000万円を集める目標を設定。店主たちは「歴史が100年近い文横(ぶんよこ)を守るのに力を貸してほしい」と呼び掛ける。

 CFは30〜50代の店主でつくる「仙台文化横丁応援委員会」が企画。横丁全体を応援するコースと個別の店に出資するコースの2通りを用意し、それぞれ500万円への到達を目指す。
 横丁全体への支援は3000円〜10万円の5段階で募集。横丁の歩みをまとめた記録誌を作成し、5000円以上の出資者へ送る。オリジナルのTシャツやカレンダーも返礼品として準備。余った金額は将来的な夏祭りの開催など、横丁を盛り上げる蓄えとする。
 個別の店に対する支援は約15店が対象。3000円、5000円、1万円の3段階で受け付け、出資額より2割多い金額の利用券を送る。全ての返礼品は11月ごろ手元に届く。
 文化横丁には、昭和レトロな居酒屋やダイニングバーなど約50店が軒を連ね、常連客のほか、県内外からのビジネスマンや観光客にも愛されてきた。
 だが、宮城県の休業要請が明けた5月7日以降も、客同士の距離が近い横丁の特徴が敬遠され、宴会の予約も激減するなど客足は戻っていない。焼鳥店「あかしろ屋」の店主片瀬淳也さん(47)は「感染予防で狭い空間は避けられがち。売り上げがコロナ前と比べて8、9割減った日もある」と窮状を説明する。
 おでん屋「ほたる2号館」店主で文化横丁応援委員長の千葉邦明さん(52)は「多くの店の中から飛び込む先を選び、そこからつながりを広げていくのが横丁の醍醐味(だいごみ)。何としても未来に残したい」と話す。
 CFの詳細は7月1日以降、専用サイト「キャンプファイヤー」で確認できる。連絡先は仙台文化横丁応援委員会事務局022(723)5775。


関連ページ: 宮城 社会 新型コロナ

2020年06月27日土曜日


先頭に戻る