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阿武急・丸森−槻木、昼時間帯の運行再開 台風19号被災前の9割に回復

再開した昼時間帯の列車を利用する高校生ら=27日午後1時ごろ、阿武隈急行角田駅

 宮城、福島両県を結ぶ第三セクター鉄道の阿武隈急行(福島県伊達市)は27日、昨年10月の台風19号の影響で大幅に減便していた丸森(宮城県丸森町)−槻木(同柴田町)の17.4キロで、昼時間帯などの運行を再開した。1日の本数は被災前の9割に回復。日中の駅ホームで乗客が列車を待つ光景が戻った。
 運行を全て見合わせていた午前9時〜午後4時台には上下計14本が走る。角田駅(宮城県角田市)では午前中から高校生らが乗車した。
 駅近くで理容店を営む門間恵子さん(65)は「宮城県美里町に実家があり、昼間にゆっくり帰省できるのはありがたい。実家でも時間を気にせず過ごせそうだ」と話した。
 1日の運行本数は仙台直通を含め上下計42本となる。同区間は台風被害で不通となり、昨年12月6日に通勤、帰宅時間帯の21本が再開した。被災前は46本あった。
 線路への土砂流入などで不通が続いた富野(伊達市)−丸森間の仮復旧で、宮城県側から列車を梁川車両基地(同)に回送して点検できるようになり、増便が可能になった。阿武急企画営業課の担当者は「本数が少なく迷惑を掛けていた。利用者が戻ってくれればうれしい」と話した。
 同社は10月の富野−丸森間の本復旧と営業運転の全線再開を目指す方針。


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2020年06月28日日曜日


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