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斗南藩士の苦難しのび青森・むつで法要 会津から移住150年、白虎隊殉難図も披露

斗南藩への移住150年の節目に営まれた法要。左は寄贈された「会津戊辰役白虎隊殉難図」

 戊辰戦争に敗れた会津藩士らが、青森県下北地域を中心に築いた斗南藩に移り住んで150年を迎えたのを記念し、藩庁が置かれた青森県むつ市の円通寺で28日、献霊祭が開かれた。

 戊辰戦争の戦死者や下北で没した斗南藩士の法要が営まれ、藩士の子孫でつくる斗南会津会の役員ら約25人が焼香した。農作物を育てにくい寒冷の地で、藩の再興を目指した苦難の歩みに思いをはせた。
 150年を祝って、白虎隊が自刃する場面を描いた「会津戊辰役白虎隊殉難図」の複製図が、原画を所有する新島八重顕彰会(会津若松市)から贈られ、法要でお披露目された。円通寺の本堂に飾る。
 斗南会津会の山本源八会長(76)は「移住から150年がたち、現在の私たちは4〜5代目の子孫に当たる。地域の人に助けられながら藩士たちは生き抜き、下北の発展につくした」と先人をしのんだ。
 同会は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、会津若松市をはじめとする各地の会津会関係者の招待を見送り、献霊祭の規模を縮小。むつ市も、本年度予定していた150年記念シンポジウムや藩公行列といった主催事業の多くを来年度に延期した。


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2020年06月29日月曜日


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