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福島から世界の空へ 世界王者・室屋さんとテクノアカデミーがタッグ、レース飛行機の部品開発

室屋さん(左)とともに飛行機部品の改良方法を考える学生たち

 福島県の職業能力開発施設テクノアカデミーの学生と、福島市在住のパイロット室屋義秀さん(47)が共同で飛行機部品を開発するプロジェクトが始まった。共同開発した部品を取り付けた飛行機を、実際に飛ばすことも視野に入れており、実践を通じて学生の技術力を高める狙い。

 プロジェクトは、エアレース世界王者の室屋さんが代表を務めるパスファインダー(福島市)と県が3月に締結した産業人材育成に関する協定に基づく。初会合が25日に同社で開かれ、テクノアカデミー浜(南相馬市)と同郡山(郡山市)の学生34人が参加した。
 学生に「発注」されたのは、エアレース専用機のエンジン下部に装着する空気の取り入れ口の改良。室屋さんの機体は前方に突き出た直径約10センチの取り入れ口があるが、姿勢によって空気が入りにくくなり、パワーが落ちる課題がある。
 「部品交換でタイムが0.1秒でも縮まればレースの順位が変わる」(同社)といい、学生はグループごとに課題解決の方法を議論した。本年度いっぱい開発に取り組む。テクノアカデミー浜2年の渡辺陵さん(19)は「実際に飛行機に取り付けて飛ばせる良い部品を作りたい」と話した。
 室屋さんは2017年のレッドブル・エアレースでアジア人で初めて総合優勝し、県民栄誉賞を受けた。レースは19年に終了した。


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2020年06月29日月曜日


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