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女川原発再稼働、宮城県が来月住民説明会 7カ所限定に批判続出

 東北電力女川原発2号機(女川町、石巻市)の再稼働を巡り、宮城県が8月に原発30キロ圏内で開く住民説明会の在り方が、2日の県議会環境福祉委員会で議論になった。再稼働に慎重な議員からは「開催地域が限定的だ」「主催者の県がなぜ説明しないのか」といった批判や疑問が相次いだ。
 住民説明会は石巻、東松島、女川、南三陸4市町の7カ所で開かれ、国や東北電の担当者が説明に当たる。地元が30キロ圏内に入る議員は「再稼働には県民の理解が必要」と繰り返す村井嘉浩知事の発言を踏まえ、「県全域で開くと思っていた。7カ所では少なく不親切だ」と語気を強めた。
 鈴木秀人環境生活部長は「30キロ圏内の住民が参加しやすい場所を選んだ。(他地域での開催は)予定していない」と答弁した。
 説明会では2号機の新規制基準への適合を認めた審査結果や東北電の安全対策に加え、重大事故時の広域避難も重要テーマとなる。避難者を受け入れる内陸部の議員は、住民の避難に3〜5日かかるとする県の試算を取り上げ、「避難時の問題点を説明する義務が県にはある」と迫った。
 鈴木部長は「まだ課題を整理できていない。関係市町と調整し、情報をどう住民に提供するか考えたい」と述べるにとどめた。


2020年07月03日金曜日


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