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伊達な伝統茶室で体験 仙台で和文化学ぶ定期講座開催

開放された茶室で茶道を体験する参加者ら=仙台市太白区の茂ケ崎庵

 仙台市太白区に隣接して立つ茶室の茂ケ崎庵(あん)と仙庵を会場にした初の定期講座「トキメキ体験! 日本伝統文化はココ・城下町せんだいから」が5日、始まった。約40人の参加者は貴重な茶室で仙台藩の歴史を学び、和文化にも触れた。
 主催する市民グループ「城下町せんだい 日本伝統文化未来プロジェクト」の理事長で、元市博物館長の東海林恒英さん(85)は初代仙台藩主伊達政宗による開府の経緯を解説。仙台が杜の都と呼ばれた理由として「木々に覆われた武家屋敷が城下町の8割を占めたことが由来だ」と述べた。
 二つの茶室には政宗直筆の書や和歌が飾られ、裏千家流講師による茶道体験もあった。泉区の会社員菅谷幸子さん(54)は「転勤で5年前に仙台に来た。現代につながる政宗の都市づくりを知り、改めて街を巡りたくなった」と話した。
 茂ケ崎庵は同市の建設業橋本店が明治末期に建築した木造2階で、仙庵は市出身の裏千家14代家元夫人による数寄屋造り。いずれも市が1960年代に寄贈を受けた。
 月1回の講座は盆栽や琴の体験を盛り込む。市観光課は「新型コロナウイルスの影響で観光客が減る中、市民に地域資源を見直してほしい」と話す。希望者は仙台観光国際協会の体験プログラム紹介サイト「仙台旅先体験コレクション」から申し込む。


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2020年07月06日月曜日


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